1986年に中学3年の女子生徒が福井市で殺害された事件で、殺人の罪で懲役7年の判決が確定して服役した前川彰司さん(59)について、名古屋高裁金沢支部は10月23日に再審を認める決定を出し、今後、やり直しの裁判が開かれることになりました。

弁護団によりますと、この裁判に向けて、裁判所と弁護団、検察による1回目の3者協議が12月11日に名古屋高裁金沢支部で行われることが決まったということです。

協議では、審理の進め方やスケジュールなどについて話し合われる見通しで、検察が有罪を求める立証を行うかどうかで審理の期間に大きな影響が出ることから、検察の対応が焦点となっています。

弁護団は、検察に対し有罪の立証を断念するよう求めるとともに、裁判所に対し、迅速に審理を進めるよう働きかける方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。