◆「世界各地に支店がある」など吹聴か
同課によると、李容疑者(39)らは「自社で鉱山採掘事業を手がけており、関連会社の未公開株を買えば月15%の高配当が出る」と勧誘。だが配当は遅れて一度支払われただけで、採掘事業は架空だったとみられる。容疑者らが出資者に示した架空とみられる投資案件のチラシ
李容疑者は他にも「3Dモニターを活用した広告」「AIを使った競馬予想」など実態不明な複数の投資案件に出資を募っていた。また、信用を得るために「世界各地に支店がある」「自宅は米国。隣は有名なスポーツ選手の家」などと吹聴していたという。 事件を巡っては、同課が6日、李容疑者や共謀した会社員の黒田茜(31)、代理店経営の伏野清人(60)ら6容疑者を逮捕。逮捕容疑では2020年10~11月、国の登録を受けずに、兵庫県の男性(60)ら4人にリート社の関連会社の未公開株購入を勧誘し、計2650万円を集めたとされる。20年7月からの約1年間で、213人から計約2億7600万円を集めたとみられる。(小倉貞俊) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。