安倍晋三元首相銃撃事件後初の大型国政選挙となった衆院選の警護について、警察庁の露木康浩長官は7日の定例記者会見で、演説集会の主催者側などによる手荷物検査で、ナイフなどの危険物が全国で約30件発見されたと明らかにした。

 警察庁は銃撃事件や岸田文雄前首相襲撃事件を受け警護体制を強化。主催者側との連携や手荷物検査の実施、警護対象者と聴衆との距離確保などの徹底を図った。今回は、首相など警護対象者が参加する街頭演説などが全国1200カ所以上で実施されたという。

 露木氏は来年の参院選に向け「緊張感を緩めることなく警護に万全を期す」と述べた。

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