逮捕されたのは、住居不定、無職の井田しずく容疑者(27)で去年10月、マッチングアプリで知り合った山形県の30代の男性に、「給料が盗まれ、子どもの託児所代が払えない。死にたい。お金を貸してほしい」などとSNSでうそのメッセージを送り、現金およそ34万円をだまし取ったとして、詐欺などの疑いが持たれています。

警視庁によりますと、容疑者は子どもと別居していたため託児所を使っていた事実はなく、振り込み先の口座は、マッチングアプリを利用する別の男性が作ったものだったということです。

調べに対して容疑を認め、「だまし取った金はインターネットカジノやホスト遊びに使った」などと供述しているということです。

警視庁は井田容疑者がことし10月までの3年半余りの間に、同様の手口で、およそ90人の男性から1億円余りをだまし取っていた疑いがあるとみて、捜査を進めています。

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