東京電力は6日、福島第1原発2号機での溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業が7日に完了する見通しを明らかにした。デブリ採取装置の収納箱の扉を開け、3グラム以下のデブリが入った容器を回収する。完了すれば2011年3月の原発事故発生後、初めてとなる。  東電によると、6日は爪形器具でつかんでいたデブリをアルミ製容器に入れてふたを閉じ、予定の作業を終えた。  7日は収納箱の扉を開け、作業員が容器を回収。同じ建屋内に設置したグローブボックスと呼ばれる密閉装置に移し、重さや大きさを計測する。後日、茨城県の日本原子力研究開発機構の施設に運んで詳しく分析する。


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