兵庫県加古川市で2007年に小学2年の鵜瀬柚希さん=当時(7)=が刺殺された事件への関与をほのめかしたとされる受刑者の男(45)について、県警は6日、06年に同県たつの市で小学4年の女児を刺傷したとする殺人未遂容疑で、7日に逮捕する方針を固めた。男はこの事件への関与も示唆。県警は周辺の防犯カメラに写った男と年代や体格に矛盾がないと判断した。捜査関係者への取材で分かった。 一方、自宅前で刺された鵜瀬さんの事件はさらに物証が乏しく、県警は供述内容を精査した上で、慎重に裏付け捜査を続ける方針。男は04年に岡山県津山市で小学3年の女児を刺殺したとして18年に逮捕され、22年に岡山地裁で無期懲役の判決を受け、確定後は、徳島刑務所で服役している。 捜査関係者によると、女児を刃物で襲う手口の共通点などから男が浮上。岡山の事件の判決確定後、兵庫県警が任意の聴取を続け、男が加古川市とたつの市の両事件に関する供述をしたという。
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