水俣病の患者や被害者の支援活動を行っている一般財団法人水俣病センター相思社(熊本県水俣市)が、設立50周年を迎え、11月3、4日に記念の催しが行われた。チッソの工場排水に含まれていたメチル水銀が魚介類に蓄積し、それを食べた人が中毒性の神経疾患を発症したのが水俣病。不知火海沿岸の地域住民に甚大な健康被害を与えた。相思社が運営している「歴史考証館」には、原因特定にあたり、チッソが工場排水をかけた餌を与えてネコを飼育していた「ネコ実験の小屋」などの貴重な資料が展示され、水俣病とは何かを見学者に静かに語り掛けている。【時事通信映像センター】
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