書類送検されたのは古謝景春市長(69)です。

警察によりますと、おととし12月、当時公用車の運転手をしていた女性の体を触ったとして、強制わいせつの疑いが持たれています。

女性が「市長からセクハラを受けた」と市に申告するとともに、その後警察に被害届を出していて、警察が調べを進めたところ、起訴を求める意見を付けて、5日市長を書類送検しました。

一方、市長の家族は、女性の訴えは事実無根だとして虚偽告訴の疑いで告発状を提出していましたが、警察は捜査を進めたところ、起訴を求めない意見を付けて検察庁に書類を送りました。

今後、検察が処分について判断することになります。

古謝市長はNHKの取材に対し、「これまでどおり疑惑に関する内容を否認するとともに、引き続き無実を証明していく」としています。

南城市は第三者委員会を設置して調査を進めています。

女性が弁護士を通じコメント「被害の深刻さを理解してほしい」

女性は弁護士を通じてコメントを出しました。

「早く処罰してほしいと願ってきました。時間がかかりましたが、ようやく送検されたのかという思いです。受けた被害に加え、そのあとも加害者からの個人攻撃がなされ今でも外を歩くのが怖いくらいです。このような被害の深刻さを理解してほしいです。同じような被害をなくすため、被害者は声を上げていってほしいと願っています」としています。

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