路線バスと衝突した軽乗用車を調べる福岡県警の捜査員ら=8月、福岡市早良区

 福岡市早良区で8月、軽乗用車を運転中にバスと衝突し、後部座席に乗っていた7歳と5歳の娘を死亡させたとして、早良署は5日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、母の古賀千尋さん(32)を書類送検した。軽乗用車が対向車線にはみ出しており、ドライブレコーダーの映像などから前方不注意と判断した。署によると「カーナビを見ていた」と供述している。  書類送検容疑は8月18日午前11時10分ごろ、同区東入部の国道263号で運転中、バスと正面衝突し、小学2年優麗愛さんと妹の麻里愛ちゃんを死亡させ、バスの乗客ら4人に軽いけがを負わせた疑い。  署によると、姉妹の死因は内臓を損傷したことによる出血性ショックだった。シートベルトに圧迫された可能性がある。  道交法は6歳未満のチャイルドシート使用を義務付けているが、妹は使っていなかった。シートを使わずにシートベルトを締めていると、首や腹部の軟らかい部分に当たり、衝突で首や内臓が傷つく危険がある。


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