貫通したのは、八雲町にある全長6.7キロ余りの「磐石(ばんじゃく)トンネル」です。
5日は、トンネルで最後に残されていた岩盤を重機で砕く作業が行われ、無事貫通すると見守っていた地元住民など関係者が万歳をして祝いました。
「鉄道・運輸機構」によりますと、北海道新幹線の延伸区間には17本のトンネルがあり、貫通したのは今回が9本目だということです。
延伸区間はおよそ8割がトンネルで難工事が多く、掘削開始後に巨大な岩の塊が見つかるなどして工事に3年から4年ほどの遅れが出ていて、計画していた2030年度末の開業が遅れる見通しとなっています。
貫通の瞬間に立ち会った小学5年生の男子児童は「分厚そうな壁だったので、穴がきちんと開いてよかったです」と話していました。
「鉄道・運輸機構」八雲建設事務所の若公雅敏工事長は「難しい工事が続くが、地域の理解を得ながら、一つ一つ着実に工事を進めていきたい」と話していました。
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