宮城県の東北電力女川原発2号機=10月

 東北電力は3日、再稼働した女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機原子炉の状態を確かめる「中性子検出器」を調整する機器を送り込む途中にトラブルが発生し、同日予定していた発送電再開を延期すると発表した。原子炉に異常はなく、外部への放射性物質の漏えいはないとしている。  東北電によると、原子炉内の中性子を計測する検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込む作業を行っていたところ、途中で動かなくなった。検出器は手動で引き抜いて遮蔽容器に回収済みという。東北電は原因を調査した上で、発電再開の日程を決める。延期幅は未定としている。


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