首都圏で相次ぐ強盗事件との関連が疑われている栃木県益子町の住居侵入未遂事件で、被害者の親族男性が2日までに、侵入しようとした男女を取り押さえた時の様子を共同通信に明らかにした。男性は、男のスマートフォンで指示役とみられるアカウント名「織田信長」と通話。「闇バイトを使ったのか」などと問い詰めたが、「信長」は終始あいまいな返答だった。

 県警は事件を発表していないが、宇都宮地検真岡支部は10月2日、共謀して窓ガラスを壊し家に入ろうとしたとして、住居侵入未遂罪で森健太郎(25)、佐々木花梨(21)両被告を起訴した。

 事件は9月11日午後に発生。男性は隣の被害者宅を訪ね、佐々木被告を見つけた。水道会社のアルバイトを装っているが、パーカにショートパンツ姿で名刺もなく、怪しいと思い110番した。手袋をした森被告も発見。乗ってきたレンタカーで逃げようとしたため、車を止め、車内から引きずり出したという。

 森被告は大量の汗をかき、パニック状態で「本当にごめんなさい」などと訴えた。

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