◆偏西風が北寄りを流れた影響
東京タワー(資料写真)
地点別の平均気温は平年に比べて、東京都心と千葉、宇都宮の両市で2.6度、横浜市で2.5度、埼玉県熊谷市で2.3度、水戸市で2.8度、前橋市で2.7度それぞれ高く、10月の観測史上最高。高温傾向は全国的で、北海道から沖縄までの153地点のうち9割に上る139地点で10月として最高を記録した。 都市化の影響が小さい地方都市や離島など計15地点(関東では千葉県銚子市)のみを抽出し、温暖化などの長期傾向を見る「日本の平均気温偏差」も、10月の基準値を2.21度上回り、1898年以降の127年間で最も高かった。 気象庁によると、10月は偏西風が北寄りを流れたため、日本付近は南からの暖気に覆われやすかった。11月も関東は高温傾向の予想だが、来週後半は寒気の影響で気温が下がる見込みだ。(宇佐見昭彦) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。