都内で開かれた討論集会には、連合に加盟する労働組合の組合員など、オンラインを含めておよそ600人が参加しました。

連合は、来年の春闘でベースアップ相当分として3%以上、定期昇給分を含めて5%以上、中小企業の労働組合についてはさらに1%以上を上乗せして6%以上の賃上げを要求する方針です。

連合の芳野会長は「賃上げの流れを定着させ賃金と物価の好循環を目指すことが必要だ。中小の労働組合などには格差是正のため積極的にその分を要求してほしい」とあいさつしました。

その後の討論では「デフレ経済からの脱却や経済の好循環の実現に向けて中小企業の労働組合の力強い賃上げが必要だ」などと大手と中小企業の格差是正を進める方針に賛成する意見が相次ぎました。

また、賃上げの実現に向けて原材料費や人件費などの上昇分を価格転嫁することができる環境の整備も欠かせないという意見も出されました。

連合はこの議論を踏まえて今月28日の中央委員会で、来年の春闘方針を正式に決めることにしています。

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