オンラインカジノで賭博をさせたとして、愛知県警などの合同捜査本部は1日、犯罪収益の資金洗浄(マネーロンダリング)に特化した「リバトングループ」のトップ、石川宗太郎容疑者(35)=岡山市北区、組織犯罪処罰法違反などの罪で公判中=とメンバーら計11人を常習賭博容疑で再逮捕し、送検したと発表した。認否は明らかにしていない。
県警によると、石川容疑者らは2023年9月~今年3月ごろ、海外のオンラインカジノサイトと契約し、愛知・三重の客8人に計108回、スロットなどで賭博をさせた疑いがある。
グループはSNSを利用して名義貸しの「闇バイト」を募り、ペーパー会社を設立して法人名義で多数の銀行口座を開設。グループが管理する決済システムに賭け金を入金させ、これらの口座を複数経由してカジノサイト側へ送金し、サイト側から賭け金の2~4%を手数料として受け取っていたという。
グループの口座には、22年12月~今年3月ごろに延べ約4万人の賭客から約18億3千万円が入金されており、捜査本部は資金の流れなどを詳しく調べる。
石川容疑者らは、同様の手口で口座を開設し、詐欺の被害金を資金洗浄したなどとして大阪府警にも逮捕されていた。(川西めいこ)
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