バトントワリングで国際的に活躍していたチームの元指導者、小城桂馬 容疑者(40)は去年、チームに所属する10代の男子選手を京都市内の自宅に呼び出し、無理やり体を触るなどしたとして強制わいせつの疑いで4月29日、警察に逮捕されました。

これを受けて、日本バトン協会の内田圭子理事長は30日、オンラインで会見を行い「逮捕は非常に遺憾です。絶対に許してはならないことであり、世間を騒がせて非常に申し訳ありません」と謝罪しました。

この問題について協会は、前の理事長が情報を把握したものの、独断で示談に向けた交渉を行い、協会全体に共有していなかったことを明らかにしていて、内田理事長は「前理事長は問題解決の責任があったにもかかわらず、もみ消しをはかった責任は重い」と述べました。

被害者の男子選手は精神的ショックで競技を続けられなくなっているということで、協会は全面解決に向けて選手とその家族に寄り添うとしています。

そのうえで、再発防止策として第三者のカウンセラーに匿名で相談できる通報窓口を4月に設置したということです。

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