他人名義のクレジットカード情報を使い、電子たばこを購入したとして、大阪府警は中国籍の会社経営、羅祖耀(ルオズーヤオ)容疑者(35)=大阪市中央区久太郎町2丁目=を詐欺などの疑いで逮捕し、31日発表した。
クレカ情報は「フィッシング詐欺」で入手したとみられ、たばこは別の男らを通じ、中国に輸出されていたという。
羅容疑者がたばこを購入するようメッセージを送っていたといい、府警は羅容疑者が事件の指示役で、SNSを通じて緩やかに結びつく「匿名・流動型犯罪グループ」による事件とみて捜査している。
国際捜査課によると、逮捕容疑は他の容疑者と共謀して今年3月、兵庫県内のコンビニエンスストア4店舗で、他人名義のクレカ情報を登録したスマートフォンのタッチ決済で、電子たばこなど計約30万円相当をだまし取った疑いがある。府警は認否を明らかにしていない。
府警は大阪市中央区にある関係先のマンションを捜索し、スマホ約750台を押収。このマンションがクレカ情報をスマホに登録する拠点だったとみて調べている。(宮坂知樹)
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