島根県によりますと、30日正午ごろ大田市にある養鶏場から「7羽のニワトリが死んでいる」と通報があり、死んだ5羽と近くにいた生きている2羽について、遺伝子検査を行ったところ、高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

県は、31日午前4時半に危機管理対策本部会議を開き、31日午前8時からこの養鶏場で飼育されているおよそ40万羽のニワトリの処分を始めることを決めました。

また、▽半径3キロ以内の養鶏場についてはニワトリや卵の移動を、▽半径10キロ以内については出荷を制限する措置をとりました。

県によりますとこの養鶏場から10キロ以内にほかの養鶏場はないということです。

会議で島根県の丸山知事は「防疫を速やかに行い、今後の発生に備えて態勢を確認してほしい」と指示し、県内の養鶏業者に対して「野生動物の侵入対策を徹底し、異常があればすぐに通報してほしい」と注意を呼びかけました。

県によりますと今シーズン、全国の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたのは4例目で、島根県内の養鶏場では、2010年以来だということです。

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