神奈川県横須賀市で原子力災害が発生した想定で行われた避難誘導訓練=29日午前

 米海軍横須賀基地のある神奈川県横須賀市は29日、原子力災害が発生したと想定し、市民を屋内に避難誘導する訓練を実施した。在日米海軍司令部によると、基地では原子力空母ロナルド・レーガンが任務を終えて5月に離日しており、年内に同型艦のジョージ・ワシントンが再配備される予定。

 訓練では、通常よりはるかに高い毎時5マイクロシーベルト以上の放射線量が検出されたと想定。国のマニュアルに基づき、原子力空母が停泊する港から半径3キロ圏内の長浦地区で住人ら40人を公民館に退避させた。

 住人らには甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を配布し、汚染検査するデモンストレーションを実施した。

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