せなけいこさんの絵本「ねないこ だれだ」
童画家の武井武雄に師事し、1969年「いやだいやだの絵本」4冊シリーズでデビューした。貼り絵を使ったユーモアと温かみのある作風が特徴で、同シリーズの「ねないこ だれだ」は世代を超えて読み継がれ、累計発行部数が351万5千部の代表作に。表紙の白い「おばけ」は、せなさんの作品のトレードマークになった。 「あーんあんの絵本」4冊シリーズの「ルルちゃんのくつした」などに登場する女の子は娘がモデルで、自身の育児経験を基に子どもの姿を生き生きと描いた。主な作品に「めがねうさぎ」シリーズ、「おばけのてんぷら」など。2009年には童謡の歌詞に絵を付けた「おばけなんてないさ」、16年には半生を振り返った自伝的作品「ねないこはわたし」を出版した。(写真は、岩崎美里さん撮影)
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