茨城と宮城、富山、奈良4県警の合同捜査本部は28日、カンボジアを拠点とした特殊詐欺に関与したとして7日に逮捕した男12人を詐欺容疑で再逮捕した。徳島市の女性から400万円をだまし取った疑い。
再逮捕したのは、自称茨城県神栖市の配管工、長谷川武士容疑者(43)と、いずれも自称大阪市や神奈川県などに住む18〜45歳。再逮捕容疑は7月23〜31日、徳島市の無職女性(88)にNTT社員や警察官、検察官を装って「携帯電話が悪用されている」「資金調査の必要がある」などうその電話をかけ、現金をだまし取った疑い。
捜査本部によると、男らはSNS(交流サイト)で虚偽の求人情報に応募しカンボジアに渡航。特殊詐欺電話の「かけ子」をしたとみられる。
捜査本部は、富山県の女性(47)から160万円をだまし取ったとして、詐欺容疑でカンボジアから移送した男らを7日に逮捕した。捜査関係者によると、容疑者の一部がこの容疑について認めているという。〔共同〕
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