衆院選は27日に投開票され、東京7区では、立憲民主の元職松尾明弘さん(49)が2回目の当選を確実にした。自民党の派閥裏金事件で比例との重複立候補が認められなかった自民党の新人、元五輪相の丸川珠代さん(53)を破った。

東京7区で当選が確実となり、喜ぶ松尾明弘さん(中)=27日、東京都渋谷区で(山口登史撮影)

 松尾さんは当選が確実になると、渋谷区の事務所で支援者らとともにバンザイした。  報道陣から大臣経験者の丸川さんを破った勝因について聞かれると、松尾さんは「やっぱり根源的な原因である政治と金の問題。自民党は政治疲労を冒しているので、根本的に変えてほしい。そういった多くの声をいただいた。それが支持につながったと思います」と分析した。  その上で「今の自民党の政治を終わらせて、立憲民主党を中心とする勢力に政権を担ってほしい、政治をやってほしい、社会を変えてほしい。そういった強い思いがあるっていうふうに感じた」ときっぱり。  「選挙戦で多くの方から聞いてきた要望を一つ一つ国会の場で実現し、日本の社会を前へと進めていくことが私からの最大の恩返しだ」と誓った。(山口登史) 

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