東京証券取引所のグロース市場に上場する山口県の「アルファクス・フード・システム」は去年6月に第三者割当の新株の発行を公表しましたが、証券取引等監視委員会は、都内の30代の男性弁護士ら4人がこの情報が公表される前に知人から情報を得て、それぞれこの会社の株を買い付けるインサイダー取引をしたとしています。

株を買い付けた弁護士ら4人のうち3人に情報を伝えた知人は、会社と新株の発行をめぐり交渉をしていて、監視委員会はこの知人も未公表の重要な情報を伝えるなどした金融商品取引法違反にあたるとしています。

監視委員会は25日、弁護士ら5人にあわせておよそ1500万円の課徴金の納付を命じるよう金融庁に勧告しました。

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