奈良国立博物館(奈良市)は25日、「第76回正倉院展」で展示される宝物57件(初出展11件)を報道陣に公開した。実際の展示は26日から11月11日まで。当日券の販売はなく、観覧には日時指定の前売り券の購入が必要となる。  展示宝物は、深い緑と金色の花弁を模した装飾が華やかな宝飾鏡「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡」や、仮面劇で観衆を楽しませる際に使われたとされる「伎楽面酔胡従」などが目を引く。初公開となる文書もある。  宝物の目録「国家珍宝帳」に記された聖武天皇愛用の肘置き「紫地鳳形錦御軾」は、宮内庁正倉院事務所が作った再現模造品も併せて展示。見比べながら楽しむことができる。


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