「国際鉄道事故調査フォーラム」は、航空や船舶と同じように鉄道分野でも事故調査に特化した国際組織を作ろうと、日本が各国に呼びかけて発足しました。
調査技術や安全の向上が目的で、23日から都内で初めての会合が開かれています。
今回は、日本のほかシンガポールやスウェーデンなど、11の国と地域の調査機関や鉄道事業者から120人余りが参加し、24日は各国の調査事例や安全への取り組みについて意見が交わされました。
そのうえで今後の取り組みとして、情報共有のための枠組みを新たに構築し、調査機関のトップや担当者どうしのネットワークを強化することや、調査機関の間で技術協力を拡大させていくことを確認しました。
フォーラムの発足に携わり、議長を務める日本の運輸安全委員会の奥村文直鉄道部会長は「設備投資や技術の導入を進めないと事故は無くならない。各国の調査レベルを上げることが重要で、日本の先進的な事例を含め情報共有できる場にしていきたい」と話しました。
会合は25日まで開かれ、来年は台湾で開催される予定です。
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