2025年大阪・関西万博で大阪府・大阪市が運営する「大阪ヘルスケアパビリオン」と、関西広域連合が出展する「関西パビリオン」の建物が完成し、会場の人工島・夢洲(同市此花区)で23日に内覧会があった。
大阪ヘルスケアパビリオンは2階建てで、「鳥の巣」をイメージした網目状の透明な屋根が特徴。施設を訪ねると、屋根の上部から水が流れ落ちていた。「水の都・大阪」から発想したという。
館内は吹き抜けの空間になっており、1階から天井まで続くらせん階段のオブジェが目を引いた。会期中は来場者が「ポッド」に入ると血管や肌のデータが検出され、25年後の姿を予想して映し出す体験などができる。
施設をライトアップする式典で司会を務めたお笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基さんは「1歳半の子どもの25年後の姿(を見るの)が楽しみ」と話した。
関西パビリオンは、灯籠(とうろう)をイメージした六角形のテント型。館内は中央に広場があり、その周りには八つの部屋を設けた。関西などの9府県がそれぞれの歴史や文化、観光などについて情報発信する予定だ。
両施設は万博のシンボル・大屋根リングのすぐ外側に隣り合って建てられた。内装・展示はこれから進める。(箱谷真司)
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