静岡県袋井市で2018年3月、当時勤務していたネイルサロンに2度放火したとして、非現住建造物等放火などの罪に問われた女性被告(29)の裁判員裁判で、静岡地裁浜松支部は24日までに無罪判決を言い渡した。「被告を犯人であると合理的疑いなく認定するのは不可能」と判断した。求刑は懲役8年、判決は23日付。  来司直美裁判長は判決理由で、2度の放火は店の関係者による内部犯行と認めつつ「被告以外にも同じ時間帯に犯行が可能であった従業員が存在した」と指摘。被告以外の従業員らに対する十分な捜査がされた形跡がないとした。  静岡地検浜松支部は「内容を精査、検討し適切に対処したい」とコメントした。


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