新幹線チケット不正購入の構図

 JR東海のインターネット予約サービスを使い、他人名義のクレジットカード情報で新幹線チケットを不正購入したとして、警視庁は24日までに、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで男女2人を逮捕した。JR東海の被害総額は今年1月以降で約8億7千万円に上っており、一部に関与したとみて調べる。

 逮捕したのは、埼玉県川口市で中国籍で職業不詳の劉虎容疑者(33)とベトナム国籍で職業不詳のブ・ティ・チン容疑者(28)。犯罪収益対策課によると、それぞれ別の人物と共謀し、不正購入と転売を繰り返していた。券売機で特急券や乗車券を受け取り、金券ショップで売却するなどの役割だったとみられる。

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