千葉県船橋市の貴金属店で8月末、包丁を隠し持って強盗の機会をうかがっていたとして、県警は、同県八千代市内の質店での強盗予備容疑で逮捕していた愛知県小牧市の少年(19)を、同容疑で再逮捕し、24日発表した。「強盗だと思わなかった。お金をもらうためにやった」と容疑を認めているという。県警は夏以降に首都圏で相次ぐ強盗事件との関連も視野に調べる。

 八千代署によると、少年は他の者と共謀して8月29日午後5時40~55分ごろ、船橋市宮本2丁目の貴金属店で、包丁を準備して施錠されたドアを開けようとするなどして犯行の機会をうかがった疑いがある。店の関係者が声をかけると慌てて立ち去ったという。

 少年は、同日午後6時40分ごろに八千代市の質店内を包丁を持ち歩き回ったとして、同容疑で10月3日に逮捕され、23日に処分保留で釈放されていた。八千代市の事件でほかに逮捕された会社員の轟(とどろき)祐二容疑者(24)=群馬県大泉町=と自称アルバイトの岸本蘭丸容疑者(21)=横浜市戸塚区=も今回の事件への関与をほのめかしているという。(芹沢みなほ)

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