【ロサンゼルス=共同】米大リーグのドジャースなどで活躍した人気投手で、通算173勝を挙げたフェルナンド・バレンズエラさんが死去した。63歳だった。ドジャースが22日に発表した。  メキシコ出身で左投げのバレンズエラさんは、19歳だった1980年にドジャースで大リーグデビュー。81年に13勝7敗、防御率2・48の活躍でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)と新人王を史上初めて同時に獲得し、ワールドシリーズ制覇に貢献した。ラテン系の野球ファンを中心に「フェルナンド・マニア」と呼ばれる社会現象を引き起こし、86年には21勝で最多勝に輝いた。  通算成績は453試合で173勝153敗、防御率3・54、2074奪三振。現役引退後はドジャースのスペイン語中継で解説者を務めていた。 (写真は共同)


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