容疑者が撮影して契約者に見せていた屋根の画像

 住宅を訪問し「屋根の工事が必要」などとうそを言って修理代金をだまし取ろうとしたとして、愛知県警は23日、詐欺未遂などの疑いで、住宅設備会社役員加藤大輝容疑者(33)=名古屋市瑞穂区=ら男5人を逮捕した。大手建設会社の下請けを装い、住宅の新築工事現場近くを訪問。2023年7月~24年6月に愛知、岐阜両県で計277件(総額約3億6600万円)の契約をしたとみられる。  加藤容疑者らの逮捕容疑は、共謀して23年9月21日、「中は腐っている。放っておいたら大変なことになる」などとうそを言って不要な屋根の工事代約140万円を、名古屋市の男性会社員(63)から詐取しようとした疑い。  県警によると、加藤容疑者らは、自ら屋根を破壊して修理を促すこともあったという。23年11月、守山署に相談があり捜査していた。  県警は、関東で相次ぐ強盗事件の現場周辺で、家屋の修繕など飛び込み営業で訪れる不審者が目撃されていることもあり、「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」の関与も視野に調べている。


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