1976年4月 新大関の旭國

元大関・旭國の太田武雄さんは、北海道愛別町出身。

昭和38年に初土俵を踏み、昭和44年の名古屋場所で新入幕を果たしました。

1979年1月 初場所で横綱2代目若乃花(左)を破る旭國

身長1メートル74センチと力士としては小柄ながらしぶとい相撲を持ち味に、昭和51年の夏場所で大関に昇進し、大関を21場所務めました。

現役引退後は、大島親方として、横綱・旭富士を育てたほか、モンゴル勢のさきがけとなった旭鷲山や旭天鵬をスカウトし、幕内力士に育て、平成24年に日本相撲協会を退職しました。

1990年7月 横綱昇進の知らせを受け旭富士と握手する大島親方

相撲協会の関係者によりますと太田さんは、22日午後、亡くなったということです。

77歳でした。

弟子で元旭天鵬の現在の大島親方は「いろいろな病気を抱えていて最近はずっと体調が悪く、先月(9月)上旬に話をしたのが最後だ。きのうも会ったが、ここ数日で急に悪くなっていた」と話しています。

2001年12月 大島親方と初場所の番付表を手にする元旭天鵬

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