1985年8月、お盆の帰省客などを乗せた日本航空のジャンボ機が上野村の山中に墜落し、国内の航空機事故としては最も多い520人が犠牲になりました。

墜落現場の「御巣鷹の尾根」に向かう登山道は、冬の間、閉鎖されていましたが、29日午前9時に登山道につながるゲートが開かれました。

遺族や関係者は慰霊の登山を行い、墓標や墜落現場にある慰霊碑に到着すると、手を合わせるなどして犠牲者に祈りをささげていました。

事故で夫の孝之さんを亡くした大阪 豊中市の小澤紀美さん(67)は、今回、初めて2歳の孫を連れて、息子夫婦とともに4人で登山を行いました。

小澤さんは夫の墓標に花を手向けたあと、「孫を見守ってあげてね」と語りかけていました。

小澤さんは「4人で登ることが念願だったので、夫にみんなの元気な顔を見せられて、うれしかったです。夫も喜んでいると思います」と話していました。

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