逮捕されたのは、国際的に活躍していたバトントワリングのチームの元指導者、小城桂馬容疑者(40)です。

捜査関係者によりますと、元指導者は去年、チームに所属する10代の男子選手を京都市内の自宅に呼び出し、わいせつな行為をしたとして強制わいせつの疑いがもたれています。

この問題をめぐっては、去年、日本バトン協会の外部調査委員会が、元指導者は優越的地位にあり、選手が意思を表明することが難しい状態であることに乗じていて、選手は精神的ショックで競技を続けられなくなったと指摘していました。

捜査関係者によりますと、元指導者は問題の発覚後、オーストラリアに出国していましたが、3月、外務省が警察庁からの要請を受けて、旅券法に基づき、5月1日までにパスポートを返納するよう命令を出していて、29日、帰国したということです。

警察は事件のいきさつなどを詳しく調べることにしています。

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