首都圏で相次いでいる闇バイトを実行役にした一連の事件で、指示役が使っていた秘匿性の高い通信アプリのアカウントは一部で重複していて「大谷」や「松本」、それに「JOJO(じょじょ)」といったアカウント名が使われていたことがわかっています。

その後の調べで、実行役らのスマートフォンを解析するなどした結果、ほかにも「夏目漱石」や「赤西」、「織田信長」など、複数の事件で同じアカウント名が使われていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

警察当局は、複数の指示役がいたり、同じアカウントを使い回したりして、実行役らに指示を出していた疑いがあるとみています。

警視庁、埼玉、神奈川、千葉の1都3県の警察は、18日、合同捜査本部を設置するとともに一連の事件にSNSなどで実行役を集めてさまざまな犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」が関わっているとみて、指示役の特定など全容の解明を進めることにしています。

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