栃木県日光市にある中禅寺湖の周辺や「いろは坂」などは、全国有数の紅葉の名所として知られていて、毎年、秋には国内外から大勢の観光客が訪れます。

しかし、地元の観光案内所によりますと、ことしは先月の残暑の影響で、カエデやミズナラなどの葉が赤や黄色に色づく時期が、例年より1週間以上、遅れているということです。

このうち、例年なら10月上旬に見頃を迎える「竜頭滝」の周辺では、ここ数日でようやく葉が色づき始めたということで、訪れた観光客たちは、ところどころが赤や黄色に染まった木々をバックに、写真撮影などをしていました。

また中禅寺湖の周辺では、多くの木々が、まだ青々としていました。

滝の近くで土産物店を営む室根順子さんは「ことしも暑い日が多かったので、観光客からは『ずいぶん紅葉が遅いですね』という声を聞きます」と話していました。

「日光湯元ビジターセンター」の石井綾さんは「去年も紅葉が遅れたのですが、ことしはさらに遅れています。竜頭滝では今週末から来週にかけて、色づいてくると思います」と話していました。

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