横浜市青葉区の住宅で住人の男性が死亡しているのが見つかった事件で、土足による跡が室内に複数残されていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。戸棚が物色されており、神奈川県警は複数犯が外部から押し入った可能性があるとみて、首都圏で相次ぐ闇バイトによる強盗事件との関連を捜査している。
県警は、死亡した男性をこの家に住む無職、後藤寛治さん(75)と確認し、17日に司法解剖して死因を特定する。妻と2人で暮らしていたといい、妻は数日前から外出していて無事だった。玄関は鍵がかかっておらず、脇にある窓の一部が割られていた。
16日午前9時半ごろ、近隣住人が「玄関ドア脇の窓が昨日から開いたままになっている」と110番し、警察官が脱衣所で血を流して倒れている後藤さんを見つけた。遺体には複数の打撲痕が広範囲にあり、手足は粘着テープで縛られていた。
神奈川を含め、東京、埼玉、千葉の1都3県では、住宅や店舗が狙われる強盗事件が連続して発生している。神奈川県警は、警察庁や各警察などと情報を共有し、実態解明を急ぐ。〔共同〕
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