16日、横浜市青葉区の住宅で暴行を加えられたようなけがをした男性が手足を縛られた状態で死亡しているのが見つかり、警察は殺人事件として捜査しています。

警察が身元の確認を進めたところ、死亡したのはこの家に住む後藤寛治さん(75)と確認されました。

体の広い範囲に打撲の痕があったということです。

警察によりますと、後藤さんは妻と2人暮らしだったということですが、妻の外出中に事件に巻き込まれたとみられています。

これまでの調べで、警察官が現場に駆けつけたとき玄関の扉の鍵はかかっておらず、玄関脇の窓は開いたままだったということですが、その後の警察への取材で窓は人が通れるほど大きく割れていたことが新たに分かりました。

警察は何者かが侵入目的で割った疑いがあるとみていて、室内からなくなったものがないかなど、さらに詳しい状況を捜査しています。

また、警察は首都圏ではことし8月以降相次いでいる闇バイトを実行役にした一連の事件と関連がないかについても調べることにしています。

近所の住民「優しくて穏やかで、会うとにこにこして、話す人」

死亡した後藤さんと面識があったという、近くに住む80代の男性は「後藤さんは優しくて穏やかで、会うとにこにこして、話す人でした。大きな事件が起きるような地域ではなかったので、信じられないです、怖いです」と話していました。

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