人気漫画「キン肉マン」の全国初の常設展示場「キン肉マンミュージアムin沼津」(静岡県沼津市大手町)のオープニングセレモニーが、28日に開かれた。作者の漫画家ユニット「ゆでたまご」で原作を担当する嶋田隆司さんと、館長に就任したプロレスラーのミノワマンZさんのトークイベントがあり、29日の開業前日から多くのファンで盛り上がった。
ミュージアムはJR沼津駅南口近くの沼津仲見世商店街にある。4年以上空き店舗だったが、オーナーが友人の嶋田さんに相談したことがきっかけで、ミュージアムを開設することになった。
嶋田さんは「ここがファンの基地になって世界に発信し、キン肉マンの力で商店街がまたにぎわってほしい」と話した。ミノワマンZさんも「キン肉マン世代のみなさんや子どもたちが健康で元気になる場所にしたい」と意気込みを語った。
ミノワマンZさんは月4回程度訪れ、フリースペースを活用してトレーニング方法を教えるほか、商店街とのイベントも考えているという。
ミュージアムの1階は関連グッズの販売コーナーなどが設けられ、2階には45枚の複製原画や等身大フィギュア11体、キャラクターが生まれる過程が想像できる貴重な原稿13枚が5月中旬までの期間限定で展示されている。
商店街は人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」ファンの「聖地」となっているが、新たにキン肉マンの「聖地」が加わることになる。頼重秀一沼津市長は「二つの聖地が核となって商店街の活性化につながれば」と願っていた。(南島信也)
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