映画やテレビ番組などの特撮で使われる爆破シーン。茨城県常陸大宮市の採石場は、知る人ぞ知る爆破ロケの「聖地」で、28日には「爆破」を体験できるイベントがあった。コスプレ姿などの約20人が参加し、高さ10メートルほどに噴き上がった炎を背景に撮影を楽しんだ。

 採石場の一部をロケ地として貸し出している。映画「日本沈没」や「男たちの大和」、ミュージックビデオなどの撮影地にもなった。ガソリンを爆発させ、赤い炎が特徴の「ナパーム爆破」や、セメントを火薬で吹き飛ばす「セメント爆破」を体験した。フリースタイルのモトクロスショーもあった。

 東京都目黒区のモデルsi ouxさん(39)はコスプレ姿で初めて爆破体験をした。普段は会社員としてマーケティングの仕事をしており、趣味のコスプレ歴は13年ほど。この日はオリジナルキャラクターの「バラ女」で、知人の写真家らが動画や写真を撮影した。

 「背中に衝撃と熱さが伝わってきて、興奮したし最高でした。次は集団で参加したい。観光の目玉になると思う」と話していた。(張守男)

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