16日午後3時40分ごろ、福島県浪江町下津島で、帰還困難区域のうち希望する住民が戻るための「特定帰還居住区域」の除染・解体に当たっていた男性作業員(44)が、プラスチック製の敷板(重さ約20~30キロ)複数枚の下敷きになった。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
除染事業を行う環境省によると、敷板は泥よけの養生用。資材置き場として使用していた中学校の敷地で、車両荷台からの積み降ろし中に一部が崩れた。
東京電力福島第1原発事故で福島県の7市町村に帰還困難区域が残る。このうち、一部を特定帰還居住区域として国が宅地やアクセス道路などの除染を進めている。
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