◆「これですべて終わったとは当然考えていない」
NHKの稲葉延雄会長(資料写真)
稲葉会長は、NHK側が2社の関係者と継続して面談したとして「被害者への補償、再発防止の取り組み、両社の経営分離が着実に行われていると判断した」と再開の理由を説明した。ただ「これですべて終わったとは当然考えていない。NHKも当時の対応は十分でなかった自省している。今後も新たな事実が判明した場合は報道する」との姿勢を示した。 旧事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題を受け、NHKと民放キー5局のうち、NHKとテレビ東京が昨年9月から所属タレントの新規起用を取りやめていた。テレ東の石川一郎社長は今月3日の定例会見で、新規起用の再開方針を示した。(川上義則) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。