和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社の神事「御船祭」の早船競漕が16日、大社近くの三重県との県境を流れる熊野川で行われた。上半身裸の若者らがこぐ9隻の木造の早船が水しぶきを上げ、観客から声援が上がった。  御船祭はご神体を乗せた神幸船が河原にある御旅所へ渡る神事。神幸船を案内する船が速さを競ったのが始まりとされる。早船は市内9地区の名を書いたのぼりを掲げ、大社の上流にある御船島を周回するコースで競った。  優勝したのは明神区。リーダー役で、和歌山県太地町から参加した尾屋一成さん(38)は「最高、うれしい。応援してくれた人たちに感謝したい」と喜んでいた。


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