水戸地方裁判所

 国の新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金計約10億7千万円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた水戸京成百貨店(水戸市)の元総務部長片岡卓也被告(58)に、水戸地裁は15日、懲役3年(求刑懲役5年6月)の判決を言い渡した。

 村山智英裁判官は判決理由で、2年4カ月分の長期にわたり従業員の休業に関する勤怠データなどを改ざんし、過大な休業日数で支給を申請したとし「態様は悪質だ」と指摘した。

 判決によると、2020~22年に百貨店従業員の休業日数を水増しした虚偽の申請書を茨城労働局へ提出して計約10億7千万円を詐取した。

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