長野刑務所(長野県須坂市)は11日、刑務所内で受刑者に紙を両手で持った状態で計約40分間にわたり立たせたなどとして、特別公務員暴行陵虐の疑いで法務事務官主任看守の男性(33)を書類送検した。主任看守を戒告の懲戒処分とし、同日付で依願退職した。  書類送検容疑は昨年12月12日午後1時1~18分と同1時24~44分、不必要なのにA4サイズの紙1枚を両手で持たせ、立たせるなどした疑い。  刑事施設の人権問題に取り組むNPO法人「監獄人権センター」が昨年12月、長野刑務所の職員が受刑者を虐待した可能性があるとして申し入れ書を法務省に提出。刑務所の調べで、別に主任看守の事件が発覚した。


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