袴田巌さん(88)の再審=やり直しの裁判では、先月、静岡地方裁判所が無罪判決を言い渡したあと、9日、検察が控訴の権利を放棄する手続きを取り、無罪が確定しました。
牧原法務大臣は、11日の記者会見で「相当の長期間にわたって袴田さんが法的に不安定な地位に置かれたという状況には、私も大変申し訳ないという気持ちを持っている」と述べました。
そのうえで、審理が長期化し、えん罪被害者の早期救済の妨げになっているとして、見直しを求める声がある再審制度について「さまざまな議論があり、超党派の議員連盟ができたことも承知している。法務省では協議会で協議が行われており、まずは充実した議論を重ねることが重要だ」と述べました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。