警視庁

 首都圏で相次ぐ強盗事件で、埼玉県所沢市の事件の被害者宅から奪われたクレジットカードを使おうとした疑いで警視庁に逮捕された安田勇介容疑者(23)が「男2人を車に乗せ、JR新小平駅近くで降ろした。カードは車内にあった」と供述していることが10日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁や県警は、安田容疑者が実行役の逃走を手助けしたとみて調べる。

 捜査関係者によると、男の1人は、所沢市の事件現場から逃走した森田梨公哉容疑者(24)とみられる。安田容疑者は、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で「松本」と名乗る人物から「後部座席を見ろ」と言われ、見るとカードがあったと説明している。当初は「指示を受け、草むらに隠されたカードを入手した」と話していた。

 安田容疑者は事件当日の1日、東京都新宿区の店でカードを使って買い物をしようとしたとして、詐欺未遂容疑で4日に逮捕された。交流サイト(SNS)で闇バイトに応募したとみられ「大谷と松本と名乗る人物から指示された。カードを捨てるよう言われ捨てた」と供述している。

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