大久保公園の周囲をパトロールして回る警察官や地元町会のメンバーら=東京都新宿区で
同課などによると、女性らはホストクラブで高額請求された売掛金(ツケ)の返済や生活困窮などの問題を抱えていることも多い。 一般社団法人「青母連(青少年を守る父母の連絡協議会)」(東京都新宿区)によると、コロナ禍が落ち着きホストクラブが再開したタイミングで街に立つ女性も急増しており「多い日には100人以上」という。女性からは、買春客との金銭トラブルになったり、暴力を受けたりしたという相談も増えている。6月には、街頭に立つ女性を刃物で脅して性的暴行を加える事件を繰り返した男が逮捕された。 青母連の田中芳秀事務局長は「(売春側の女性しか処罰されないため)買春側の男性にも罰則規定を設けるなど、売春防止法を見直すべきだ。ホストクラブやメンズコンセプトカフェなど、原因となっている産業への問題提起や対策も必要」と話している。同庁も本人の希望に応じ、福祉事務所や都女性相談支援センターなどと連携して生活支援を進めている。(小倉貞俊) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。