大阪市役所

 小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害について、本社がある大阪市は10日、食品衛生法に基づいて食中毒に当たると判断した。被害規模の特定や汚染経路、時期の解明を目指す独自の原因究明調査を進めており、同日開いた対策本部会議で明らかにした。

 市は3~8月、同社の旧大阪工場(昨年12月閉鎖)への立ち入り調査を3度実施し、部屋の壁や天井などで青カビを検出した他、製造記録を確認。「紅麹コレステヘルプ」など出荷済み対象商品の回収も進め、本年度内に調査結果を取りまとめる方針だ。

 厚生労働省によると、同工場から採取した青カビを培養した結果、腎臓に悪影響を及ぼすプベルル酸を検出。

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