闇バイトで集められた男らによる連続強盗事件で、神奈川県厚木市の中古ブランド店に押し入り、強盗致傷罪などで起訴された轟祐二被告(24)が、千葉県八千代市であった質店への強盗予備事件への関与を示唆する供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。
神奈川県警によると、厚木市の事件は8月31日昼、中古ブランド店に男らが押し入り、腕時計などを奪ったというもの。通行人らが轟被告らを取り押さえ、強盗致傷容疑で現行犯逮捕した。
捜査関係者によると、轟被告は、包丁を隠し持った男らが8月29日夜に千葉県八千代市の質店を訪れた事件への関与を示唆。二つの事件では匿名性が高い通信アプリで同じアカウントから指示を受けていたという。
東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県で8月末~10月にあった7事件でも、実行役の指示に使われたアプリのアカウントの一部が一致していたことが判明。警視庁などが強盗グループの実態解明を進めている。(稲葉有紗)
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